よりスケールアップしてフロンターレに帰ってきた宮代大聖。徳島と鳥栖に期限付き移籍していた2年間は「どちらかと言うと試合に出続けてつかんだ感覚もある。自分のもっているものを出せる試合や場面が多かったので、そういう経験が自分の成長につながったと思う」と話すように、自信に満ち溢れたプレーを練習中から披露している。キレ味の鋭い動きからパンチのあるシュートや、相手を交わしてゴールを射止める技術。そしてボールを収めて味方との連携からゴール前に入っていく動き。宮代らしいプレーを試合でも発揮してくれるはずだ。

そして2月17日（金）から、いよいよJリーグが開幕する。相手は去年のチャンピオンチームであり、勝利することができれば勢いにも乗ることができるだろう。だからこそ宮代は言う。

「もちろん、年間を通して考えても最初の試合は非常に大事。いい準備をして、試合に臨まないといけない。この開幕戦に勝つことで、ここからの勢いが全然違うと思うので、本当に大事な試合なんだとみんなで認識して挑みたいです」

自身にとってもピッチに立てば約3年ぶりの等々力。「楽しみです。貪欲にプレーする。一生懸命プレーする姿を見せればサポーターにも気持ちが伝わると思う」と宮代。久しぶりに再会するサポーターとともに喜びを分かち合うために、ゴールを目指す。

（高澤真輝）