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【F通信】あの一撃から数日後

圧巻だった前節の柏戦で追加点を奪った登里享平のシュート。シュートまでの過程も第10節の福岡戦で自身6年ぶりのゴールを生んだ脇坂泰斗とのホットラインからバイタルエリアに侵入した形は鮮やかで、なんと言っても利き足とは逆の右足を振り抜いた放ったボールの威力は凄まじかった。その後、ゴールパフォーマンスで子どもと約束していたウルトラマンの必殺技「スペシウム光線」を披露するつもりだったが、アクシデントもあって有言実行ならず。それにしても、なぜ「スペシウム光線」だったのだろうか。それは単純明快。子どもがウルトラマンに大好きだからである。だからこそ、次は披露したい思いは強い。“登里パパ”なら次も絶対に決めてやってくれるはずだと私たちは信じている。

また、柏戦はゴールシーンだけではなくハイクオリティーなプレーを見せたのも忘れてはいけない。カウンターを受けてしまいそうな場面でも素早い切り替えでのボール奪取や、ボール保持からは同サイドの宮代や中盤の選手たちと小気味よくパスをつないでリズムをもたらしていった。加えてゴールも奪ったのだから、出色の活躍だったと言えるだろう。

そして、今週末に迎える首位・神戸戦。チームとしても、ここから勢いにのっていくためにも連勝していきたいゲームだ。

「この試合の重要性は、みんなが認識している。自分たちが上に行かないといけないし、上位のチームに勝っていくことが大切。優勝するためにも勝点3をとりたい」

そう登里が意気込むように柏戦のようにフロンターレらしいサッカーを表現し、アウェイで勝利をつかみたい。

P.S.
ちなみに5 月30日(火)、練習後のミックスゾーンで「スペシウム光線って…?」と報道陣からの質問に対して、初代をイメージしたというスペシウム光線を実演。中腰気味で、とても整った姿勢からの手のポージングは再現度が高い印象を受けた。これはスタジアムで見られるのが楽しみ。

(高澤真輝)

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